私たちエヌテックは金属パイプ加工の専門メーカーとして、エキゾーストパイプ、エアーダクト、サイドガードなどのトラック部品の製作を手掛けています。
元々はUDトラックスの関連会社として活動していましたが、2015年より茨城県常総市に本社を有する木原製作所のグループ会社となったことで三菱ふそうや日野自動車などの部品も手掛けるようになり、仕事の幅が広がったと共に技術交換によるレベルアップも果たすことができました。
一方で、UDトラックスという大企業の一員として歩んできた歴史から、教育制度や経営管理など高いマネジメント力を誇る当社の強みをいかし、木原製作所の新入社員を研修生として受け入れるなど、お互いにグループシナジーをいかした進化を続けています。
当社は、社員数約80名の中小企業ですが、大口径のパイプ加工など、大企業でも真似することができないほどの高い技術力が誇りです。そして、この技術力の糧となる「人」こそが、当社の一番の財産です。
金属パイプ加工専門メーカーとしてNo.1の技術と信頼を確立し、社会とお客様、そして社員に貢献する企業であるために。高いモチベーションを持っていきいきと働くエヌテックの「人」をご紹介します。
CROSS TALK 01
グループ化によって出会ったふたりが語る、エヌテックの現在と未来
エヌテックの社員全員が高いモチベーションを持っている理由は、モノづくりへの情熱はもちろん、木原製作所グループ編入後に就任した新社長による意識改革のもとでユニット経営の考え方へと切り替えたことにあります。
ユニット経営は、会社の下に従業員がいるのではなく、全員が経営者として仕事に取り組み、全員で会社を創っていく仕組み。小規模なチームが、安全性はもちろんのこと、それぞれの収益をあげるために生産性や品質の向上、納期の遵守などに主体的に取り組むことで、より高い意識が生まれています。
この新体制のもとで現場の指揮をとるのが、40代の若き工場長。その工場長とデスクを並べて統括管理を担う社員に、お互いの思いと仕事について語ってもらいました。
工場長
栗田 朋樹
1995年木原製作所入社。同社にて経験を積み統括管理部長を務めた後、2015年3月よりエヌテックへ異動となり、工場長に就任。
統括部業務課
中嶋 潤
高校卒業後エヌテックでアルバイトとして勤務し、スチールパイプの切断などを担当。2008年より正社員に。
栗田/会社の部署は、製造、技術、品質保証、業務に大きく分けられ、それぞれの仕事に全般的に口を出すのが工場長の役目。また、エヌテックも木原製作所も、金属パイプを加工して製品をつくるという仕事の内容は同じです。せっかく同じグループになったので、スケールメリットを最大限にいかせるように両社をつなぐパイプ役となるのも工場長としての大切な役割だと思っています。
中嶋/品質畑の出身とは聞いていましたが、製造の現場での仕事のスピード感もすごいですよね。全体を見渡したうえで的確な判断ができる、頼りがいのある工場長です。私も現在は購買管理や生産管理、システム管理など、全体を統括する役目を担っていますが、自信を持って素早く判断できるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
栗田/ハートがちょっと弱いんだよな(苦笑)。社長もスピード感を持って仕事を進めていくタイプだから、中嶋くんにも次々と指示が飛んで、あたふたしている様子が伝わってくる。知識も経験も十分にあるし、何より頭の回転が速いんだから、その持ち味をいかしつつ柔軟に対応する力を身につけてくれると嬉しいです。普段ほめることがないからこの機会に伝えておくけど、指示の先を読んで仕事ができる感性の良さには助かってるよ。在庫管理でも、調査のやり方や資料のつくり方を見える化して次からの作業量を圧縮するなど、いい仕事をしてくれています。
中嶋/海外との取引もかなり増えているので、英語を勉強しなくてはと真剣に考えています。調達や営業に関わる業務はもちろん、英語力があれば生産管理や購買などより広い業務にいかせると思います。だから、これから仲間になる皆さんも、英語に自信のある方は大歓迎です!もちろん、それ以上に大切なのは仕事に対する意欲があること。技術や知識はあとからついてくるので、最後まで頑張る意思があれば必ず成長できます。
栗田/詰め込み世代と呼ばれた私たちに対し、今の若者たちはゆとり世代と呼ばれているけれど、入社したときはみんな同じ新入社員。前へ進む強い意志があれば、たいがいの課題はクリアできるものです。臆せず仕事に向き合っていける、元気のある人に来てほしいですね。
CROSS TALK 02
10年目の主力社員と、2年目の若手社員が「現場」を語る
エヌテックでは、製造の各部署のことを「ショップ」と呼んでいます。エキゾースト3ショップが手がけているのは、日野自動車のトラックのエキゾーストパイプの製造。現在13名が所属し、曲げ、拡管・縮管、フレア加工、溶接などの加工から検査、出荷までを一貫しておこなっています。
以前はUDトラックスのパーツ製造のみを請け負っていたエヌテックですが、木原製作所とのグループ化によって、三菱ふそうや日野自動車などの新しい仕事が増えています。それに伴い、2018年度に立ち上げられた新たなラインを先頭に立って引っ張るふたりに「仕事のやりがい」や「現場の雰囲気」などについて語ってもらいました。
製造部製造課エキゾースト3ショップ主任
本橋 章
前職の木材加工業を経て、2008年中途採用で入社。エキゾーストパイプの加工ラインの主任として活躍中。
製造部製造課エキゾースト3ショップ
掛川 将吾
2017年中途採用で入社。前職はブライダル業界で結婚式場の案内をしていたという異色の経歴の持ち主。
本橋/掛川くんは最初から、実習生への溶接の指導役をしてもらう前提で3ショップのメンバーになってもらいました。大変だとは思いますが、一生懸命取り組んでくれているおかげでようやく形になってきたかなと感じています。私は、新ライン立ち上げのために、これまでそのラインを手掛けていた木原製作所へ4ヶ月間出向して現場の流れなどを学びましたが、掛川くんはAラインの立ち上げギリギリまで出向していたんだよね?
掛川/はい、9ヶ月間しっかり学ばせてもらいました。フリーハンドで溶接する方法をはじめ、TIG溶接やガスの交換方法など、勉強になることばかりでした。エヌテックに入社して溶接を覚え、技術が上達することにやりがいを感じていたので、さらに新しい技術を学べたことは嬉しかったですね。現在は指導がメインで実作業の機会は減りましたが、実習生のみんなが上達していく様子を見られるので、また違った達成感を感じています。
本橋/私も、木原製作所では多くのことを学びました。同業の仕事現場を見るのは初めての経験だったので、溶接の方法の違いはもちろん、現場での進行管理や表示方法の工夫など、参考になるものをたくさん吸収できました。この経験をいかして、より安全で効率的なラインを目指して改良を重ねている最中です。
本橋/掛川くんは、23歳にしては中身がしっかりしてると思います。見た目はチャラいですが(笑)。こちらの話をしっかり聞く姿勢があるから、コミュニケーションもとりやすいし、指示も伝えやすい。いずれは主任を任せたいと思っているので、パソコン作業や現場全体を見る視点なども覚えてもらい、さらに成長していって欲しいですね。
掛川/まだ溶接以外のことは何もわかりませんが、溶接に関して言えば、素直な性格の人が向いていると思います。このやり方で正しいのか、この仕上げで間違いないか、ダメなら何が問題なのか。わからないことは何度でも聞いて、素直に技術を学んでいける人ならきっと成長できます。あとは、オンとオフのメリハリをつけて楽しく働ける仲間が増えると嬉しいですね。
本橋/この3ショップで扱っているのは小型のエキゾーストパイプなので、力仕事に自信のない人や女性でも大丈夫です!実際、女性も現在2名所属しており、現場の力になってくれています。技術や知識は入社してからいくらでも学べるので、とにかく元気とやる気のある人を歓迎します!
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